お金のことを気にし始めてからよく耳にする言葉に、年商と年収があります。
なんとなくは分かっているけど、何が違うのかはっきり説明できる方はどれくらいいるのでしょうか。

今年も確定申告を済ませて確定申告表を眺めていたら、年収は分かったけど年商はどのくらいという疑問が浮かびました。
今日は、年商と年収の違いを解説していきます。

年商とは?

年商とは、会社(法人)の一年間の売上のことです。
会社の売上ですので、個人に対しては年商という言葉は使いません。

もう一点気を付けてほしいのは、売上であって利益ではないことです。
ですので、年商で会社の規模はある程度見えても、会社の利益までは見えません。

数年前のことになりますが、元AKBアイドルの川崎希(かわさきのぞみ)さんがアパレル社長になり、年商1億円を上げていると話題を集めていました。
annual-sales-incomm

1億円って確かにすごい金額ですが、年商1億円だけ言われても会社が儲かっているかどうか分からないというのが正直なところです。
なぜかというと、年商1億円を上げるためのコストが不明だからです。
従業員1人でそれだけの年商を上げていたらたくさん儲かるでしょうか、従業員20人でしたら下手すると赤字になる可能性さえあるのです。

仮にコストが公開されて6,000万円だとしましょう。
すると、会社の年間利益は4,000万円になるので、会社がすごい儲かっていることが分かりますね。

ただここまできても、川崎希さん本人の年収は不明のままなんです。
それはなぜかを解説していきます。

年収とは?

年収とは、個人の一年間の収入のことです。
収入源を複数持っている場合は、足した総和のことを指します。

引き続き川崎希さんのことを例にしましょう。
説明を簡単にするために、収入はアパレル会社の役員報酬のみとします。

すると、川崎希さんの年収は会社からもらっている給料になりますが、その額は公開されておりません。
しかも、会社の年商とは何の関係もないので、推測することもできません。

まあ、会社に利益が出ていれば給料も高い場合が多いので、利益額が分かればある程度推測はできますが、それはあくまで推測です。
会社がめちゃくちゃ儲かっていても役員報酬を抑えている社長もいれば、赤字が続いても給料をたくさんもらっているだめ社長もいますからね。

結局違いはな~に?

まとめると、

  • 年商は、会社(法人)の一年間の売上
  • 年収は、個人の一年間の収入

ということになります。

それ以上のこともそれ以下のことも言えないのが事実です。

そもそも年商と年収は使われる対象が違うので、比較対象にしてはいけないですね。
もちろん、年商から年収を推測することもできませんね。