こんにちは、今更グローバル化に驚きを隠せない龍権(@ryuken_biz)です。

まず、僕が中国出身だったことに驚いた方もいらっしゃるのではないでしょうか。
プロフィールにはちゃんと書いていますからね。
驚いた方はぜひ一度読んでみてください。

さて、会社の同じチームにもう一人中国出身の方がいます。
当然僕と話す機会が多いわけですが。

そんな二人の会話が

相手
◯◯◯◯◯◯◯◯◯(中国語で話す)

龍権
(日本語で話す)◯◯◯◯◯◯◯◯◯

になっていて、よく周りから笑われます。「なんで中国語で話さないの?」と。

一つの国に言語も一種類とは限らない

よく日本語・韓国語・中国語というふうに、国名に「語」を付けてその国の言語を表していますよね。

日本や韓国ならそれで良いかもしれませんが、中国では成り立ちませんからね。
そもそも

中国だけでも100種類以上の言語がある

と言われています。数えたことはありません。

中国には漢民族+55種類の少数民族で、合計56種類の民族が住んでいます。
自分の言葉を持っている民族も、持っていない民族ももちろんいます。

全人口の9割以上を占める漢民族は、地方によって言葉が違います。
一度は聞いたことがあるでしょう。北京語ペキンごとか上海語シャンハイごとか広東語カントンごとか・・・

そんな中国では

母語と母国語は違う

そうなんです。日本の方にはピンとこないかもしれませんが、違うんです。

母語ぼご・・・生後数年間のうちに、話者が生活環境のなかで自然に身につけた第一言語を言う。
母国語・・話者が国籍を持つ国で、「公用語」または「国語」とされている言語である。

引用元: 母語と母国語はどう違う?

書いてあるとおりです。
日本では「母語」という言葉自体あまり聞く機会がないですよね。読めない方がいてもおかしくないくらい。
でも世界中には母語と母国語が違う方々もいるんです。

僕の言語事情

僕は中国の東北地方で、ある朝鮮族家庭で生まれ育ちました。
ですので、自然に身についた言語は朝鮮語です。(母語)

それでも国籍は中国なので、母国語は中国語になるんです。
しかし、中学校を卒業するまでは、いわゆる中国語を話す機会がまったくありませんでした。

もちろん、小学校2年生の時から授業で中国語を勉強します。
日本の小学校で英語を勉強しているみたいに。
幼い頃の僕にとってその感覚は、まさに外国語のようなものでした。

中学卒業後、家を離れて専門学校に4年間通ってたので、なんとか中国語(北京語)の日常会話ができるようになりました。
周りに中国語しかなかったもんですから。
それでも、外国語という感覚に変わりはなく、中国語で喋る時はすっごい疲れます。

そのゆえに

長年日本で住んでいると、日本語で喋ったほうが楽なので、日本語を使っています。
事情が分かってくると、不思議なことでもないので、ぜひご理解ください。

余談

こんな僕ですが、
朝鮮語と中国語の両方ができたおかげで、割と楽に日本語を覚えることができました。

朝鮮語と日本語は、全く同じといっても過言ではないくらい文法が似ています。
言葉の順序はもちろんのこと、外国人には難しいと言われる助詞(てにをは)なんかも驚くほど似ています。
母語が朝鮮語の僕は、文法に関してはあまり苦労せず覚えました。

また、中国語と日本語はいずれも漢字を使っています。
一言で漢字といっても違うところは多いですが、少なくとも四角い文字に対する拒否反応はなかったです。

ここでは取り上げていませんが、僕は英語がまったくできません。
それまた事情があってのことですが、そのせいでカタカナの言葉を覚えるのに非常に苦労しました。

逆に英語圏の外国人が日本語を学ぶとなると、僕とは反対のケースになるでしょうね。
何れにせよ、世の中には特殊な言語事情を持っている方々がいるってことですね。