一つの会社だけに頼らない働き方として、フリーランス以外に派遣という働き方もあります。今回は、派遣の可能性について確かめるために、エンジニア派遣の「パーソルテクノロジースタッフ」(旧インテリジェンスの派遣)さんに話を聞いてきました。
お邪魔したのは、西新宿高層ビル群の三井ビルディングに事務所を構えている新宿オフィスです。なぜか時代的に正社員にこだわる風潮が流行っていますが、実際派遣でも正社員に負けない魅力がたくさんあったのでご紹介します。
目次
選べる2つの登録方法
派遣で仕事を始めるには、まずエンジニア派遣の「パーソルテクノロジースタッフ」(旧インテリジェンスの派遣)サービスに登録する必要がありますが、その前にマイページを開設しないといけません。マイページ開設後の登録方法には、オンライン登録と来社登録の2つの方法があります。
僕は登録後コーディネーターから話を聞きたかったので、わざと登録会に参加する来社登録を選びましたが、オンライン登録だけでも仕事を始めることができます。
登録会の流れ
登録会というと大人数で参加する会場をイメージしがちですが、実際は一人ずつ個室で登録を行います。登録完了まで1時間30分ほどかかりました。
- 適正確認シートやスキルチェックシートなどを記入します。記入と言っても、ただリストにチェックを入れるだけでとても簡単です。(15分ほど)
- インテリジェンスのマイページにログインし、不足している詳細情報を入力します。(15分ほど)
- 登録ガイダンスのDVDを鑑賞します。(15分ほど)
- コーディネーターによるカウンセリングを受けます。(30分~45分)
なんと、カップ式の自動販売機まで置いてあって、ドリンクが無料で飲めるというありがたいサービスまでありました。周りにだれもいないので、内気な方でも遠慮しないで飲めます。
派遣でも正社員に負けない魅力とは?
一番大きな魅力は給料です。派遣の場合、大抵正社員より給料が高くなります。給料以外にもこれまでの派遣のイメージを覆すような魅力がたくさんありました。
一般派遣と紹介予定派遣
派遣といったら派遣会社に登録して就業先と有期契約を結び、契約終了日が近づいたら契約を更新する一般派遣のことをイメージするでしょう。
一般派遣の場合、普通派遣会社は派遣社員が就業先の正社員になることを嫌がります。なぜなら、派遣社員の流出が会社の利益に直結するからです。
しかし、一般派遣だけではない紹介予定派遣というのもありました。紹介予定派遣では、最初から就業先の正社員として紹介する前提で派遣社員を派遣しています。
派遣期間中に実際の仕事ぶりなどをアピールすることで、双方でお互いの意思を見極め、より失敗の少ない直接雇用につなげることができます。
充実な社会保険加入
細かい加入資格はありますが、基本加入資格を満たせば正社員と同じ社会保険や労働保険に加入必須になっています。
充実した福利厚生
TOEICを半額以下で受験できるとか、エンジニア資格支援制度があったりとか、リゾートホテルを会員価格で利用できるとか、スポーツクラブを格安で利用できるなど、正社員に負けない福利厚生が充実しています。
正社員以上の有給休暇制度
6ヶ月継続勤務で有給休暇が付与されます。その後も1年毎に有給休暇が付与されます。更にありがたいことに有効期限が過ぎた分については精算することまで出来てしまいます。
スキルアップ支援制度
e-ラーニングが無料で受講できたり、有料講座もスタッフ価格で受講出来たりと、更なるスキルアップを目指すことも可能です。
皆勤賞まで
エンジニア派遣の「パーソルテクノロジースタッフ」(旧インテリジェンスの派遣)ではなんと3ヶ月毎に皆勤賞が申請できるんです。もちろんちゃんと勤務していればですが。あなたの会社ではありましたか?皆勤賞。
※ 2017年1月20追記
2017年1月1日、旧「インテリジェンスの派遣」は「テンプスタッフ・テクノロジー」と統合し、「パーソルテクノロジースタッフ」になりました。
この日を堺に皆勤賞はサービスを停止することになりました。とはいっても旧インテリジェンスの派遣契約をしている方は今後1年間は利用できます。
2016年12月中に旧インテリジェンスからの派遣就業があり、2017年1月1日以降も契約が継続していたスタッフの方が対象となります。
対象の方は、2018年1月の申請まで(2017年10,11,12月分の皆勤賞が最後)ご利用が可能です。以降はサービスの提供を停止させていただきます。
正社員に負けるところ
もちろん派遣でもいいことばかりではありません。正社員に負けるところを並べてみました。
正社員に比べると不安定
仕事が決まらないと収入がゼロになってしまいますので、正社員と比べるとやはり高いリスクを背負うことになります。
安定を求めて正社員の安い給料で頑張るか、不安定でも好きな仕事をしながら高い給料に挑むかの違いでしょう。
ボーナスや交通費がない(2019年4月より交通費が支給されるようになりました)
派遣の場合、支給されるのは自身が働いた分の給料のみで、ボーナスや交通費は支給されません。その分月給が正社員より高く設定されていると思って良いでしょう。
余計なお金は支給されませんが、逆に言うと仕事した分はちゃんと支払われます。つまり、ブラック企業によくあるみなし残業代という概念もなく、残業代は全額支払われます。
※2019年2月5日追記
2019年4月より派遣エンジニアの通勤交通費が支給されるようになりました。
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